■理事
代表理事 本道 良子
副代表理事 堀込 由美子、宮里 和則
理 事 加藤 文子、金井 豊明、駒崎 圭子、外木 好美、寺田 光成、村田 丈一
監 事 荻野 正、幾島 博子
■設立の趣旨
日本の若者の自己肯定感は諸外国と比べるとかなり低く、自分の将来に明るい希望を抱きにくくなっています。親や周りの大人たちの管理下で、その期待に応えようと自分の「やってみたい」「遊びたい」思いを子ども時代に叶えられず、先送りにしてきた結果ではないでしょうか。子どもたちは、学校から帰ると塾や習い事で忙しく、ゲーム機の普及や禁止事項の多い公園の増加などもあり、屋外で自由にのびのびと遊ぶ機会は少なくなってきています。
子どもには誰でも生まれながらにして「自分で自分を育てる力」があります。その力に気づき、信頼し、活かして、自分らしく成長し生きていくことは、子どもの人間としての権利です。子ども自身が豊かに自分を育てていくために欠かせない活動や、特にその主体的な活動意欲の源としての「自己肯定感」の獲得を支援していくことこそが、私たちの活動の根幹にあります。
平成14年(2002年)に北浜こども冒険ひろばが品川区の事業として開設され、平成22年(2010年)からは特定非営利活動法人ふれあいの家―おばちゃんちが管理運営事業を受託しています。子どもたちの生き生きと遊ぶ姿、あふれる笑顔を見ていた保護者や大人達が中心となって、区内の様々な公園で1日プレイパークを定期開催する品川はらっぱ探検隊や、つちっこ、外遊び応援という自主保育や外遊びのサークルが生まれました。子どもたちがのびのびと遊ぶ環境が少しずつ増え始め、平成26年(2014年)には品川区にプレーパークをつくる会が結成され、しながわ区民公園内で毎月、定期的に1日プレイパークが開催されました。これら5団体のネットワークとして、しながわ区民公園プレイパークを考えるネットワークが発足し、品川区第2のプレイパーク「しながわこども冒険ひろば」の開設・運営を支え、一定の役割を担っています。平成29年(2017年)3月には「しながわ 遊び環境フォーラム」を開催し、外遊びに限らず「遊び」をキーワードに品川区内で活動する関係諸団体が集い、改めて「子どもの遊び・学び・育ち」を支える環境づくり、まちづくりの大切さを共有しました。
この緩やかな連携を基盤として、私たちの活動をより広範囲に、そして継続的なものにする必要性を感じています。今後は自治体や関係諸機関へもより積極的に働きかけて、様々な形態のプレイパークの開設、プレイパーク活動の促進、屋外型の親子広場事業の拡大および「子どもの遊び・学び・育ち」の意味や大切さが広く認知されることを目指し、この度、特定非営利活動法人となることを決意いたしました。
特定非営利活動法人になった暁には、定期的な総会の実施や、法令等で定められた書類の作成・提出、一般市民への情報公開などを適切に行うことで、社会的信用を得、健全な法人運営が実現できると考えます。私たちの活動が、すべての人が自分らしく生きるきっかけとなり、「子どもの遊び・学び・育ち」を中心にしたまちづくりに繋がり、より豊かな社会形成に寄与していけると確信しています。
(2018年6月2日 特定非営利活動法人そとぼーよ設立趣旨書)
■法人情報詳細
■事務局所在地
〒142-0043 東京都品川区二葉2-2-13
メール :s-info*sotobo-yo.org (*を@に変えてください)