コラム20:リモートワークでお家をプレイパークに!

こんにちは!

 

NPO法人そとぼーよ理事の外木です。そとぼーよが活動している品川区にある大学で、教員をしています。

私は、年長と小5の男の子を育てるママでもあります。

 

皆さんもご存じのように、大学もオンラインで授業が行われるようになりました。

オンラインで行われる大学教育・運営の業務量は、体感で2~3倍です。

土日も夜も、ひっきりなしにメールやチャットがあります。

研究時間や余暇を、大きく削る羽目になりました。

 

このオンラインでの在宅勤務は、「新生児を生んだ時の閉そく感と似ているな・・・」と感じることがあります。

反応がよくわからないオンラインの画面を相手に、自宅にこもって一人キリで、ひっきりなしに来るトラブルを、一つ一つ対応しています。

それも、前例がないのでその対応が正解か、不正解かもはっきりわからない。

これって、あかちゃんを生んだ後に、初めての経験でよくわからない中、あかちゃんの泣き声に、一人お家で必死にあれやこれやとやっていた日々と重なりました。

 

第1回目の緊急事態宣言の時は、これに、学校や保育園が休みになった息子たちのお世話が加わりました。

仕事との両立をどうするか・・・。

そこで、考えたのが「お家のプレイパーク化」です。

マンションの一室にプレイパークそのものを作ることはできませんが、その発想を借りてきて、子どもが、自分で自由に過ごせるように模様替えをしたのです。

その結果、仕事の会議が終わると、リビングにテントが張られていたり、椅子やソファー、マットレスでアスレチックが作られたりして、「これ、どうやって片づけるの?💦」と思うことが何度もありましたが、子どもなりに勝手に楽しみを見つけて過ごしてくれるようになりました。

思い返すと、「私」より「子ども」の方が環境への適応が早かったと思います。

 

オンラインで授業配信をしている時に、ミュートにして、子どもに「うるさい!!」と怒ることもありますが、私は、それで良いのかなと思っています。

一緒に暮らしているので、一方のペースだけでは生活できません。

困り事は溜めずに伝えます。

それによって、お互いの価値観がわかります。

でも、一方で感謝も伝えるるようにしています。

後でちゃんと「あなたたちのお陰で、どうにか仕事ができた。ありがとう」と伝えます。

こうしたやり取りは、私自身が、子どもとプレイパークで過ごす中で学んだことです。

 

まだまだコロナ禍が続きますが、子どもの力を信じ、一緒に乗り越えられたらなと思っています。