もうすぐ3歳のりょうくん(仮名)。
「急にキュウリを嫌いになり、食べない。いつ頃からだったかな。たぶん夏くらいかな。」とお母さん。

キュウリを食べなくても生きていけるけれど、親としては好き嫌いなく育ってほしいな~と思ってしまいますし、食べていたものを食べなくなるのも気になりますよね。

子ども(特に乳幼児)は、味覚も触覚も臭覚も日々成長して変わっているので、好きだったものを嫌いになることも、またその逆もよくあること。突然の変化に大人は一喜一憂ですよね。
りょうくんもそんな時期だったのでしょうか?

しばらくして、りょうくんと仲良しになれた私は、ちょっとキュウリについて聞いてみました。


「キュウリって緑色だし、味もちょこっとしかしないよね。コマちゃんはマヨネーズつけて食べるの好きだな。りょうくんは?」
すると、りょうくんは無言で不思議顔。
あれ?もしかして理由が全然違ったかな?嫌いなの知ってるでしょ!の顔かな?あんまり話したくないかな?などと思いながら、八百屋さんの話をしたり、ままごとしたりしながらキュウリの話をしていると、「 ムッタンチュッチュッテ。シテタンダー」と、りょうくん。

「そうなんだ~。虫さんがチュッチュッてしてたんだ~。へ~」と流れで言ったものの、なんのことやらわからなかった私。

お母さんに聞いてみたら、「カブトムシかな?この夏飼い出したんですけど、カブトムシゼリー買いに行くまでお兄ちゃんがキュウリあげてたことかも」と。

「それだ!」とりょうくんが言っていたことがわかったと同時に、お母さんと二人で、「まさか⁉️それから食べなくなった?」と。


たしかに、口に入れた時は美味しい水分を吸うようにして、あとは口に残り、最後のゴックンはせずに出していたりょうくんでした。
りょうくんに聞いてみたら、「ムッタンノキュウリナンダ~」と。
カブトムシさんにあげたくて食べなくなったのか、カブトムシさんが食べれば良いと思ったのか、カブトムシさんが食べていたのが衝撃だったのか・・・。

りょうくんが感じた素敵なことはわかりませんが、大人が思いつく理由やきっかけじゃなかったことだけは確かでした。

大人の固定概念や、好きか嫌いかなど、少ない感情表現に気を付けたいな~と思ったエピソードでした。

BY:こまちゃん